2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

明るい水色の空に やわらかそうなウロコ雲 かすかにゆっくり動いてる いっしよに浮かんでる気がする

灰色の雲がとても湿って見える 一面の田んぼは いつの間にか穂がついて 色が抜けたような薄黄緑が 風になびいて 獣のたてがみみたいだ その色がどことなく力が抜けて さみしげで 空の灰色にとても合っていて きっと写真にしてもこんな色にならないだろう 覚…

大雨のあいまに こおろぎの眠そうな声がするようになった そのうち だんだん涼しくなる いつの間にか秋になる 私の一番好きな季節 そう言えば二人とも同じ秋に ここへ来た

お墓は 雨で蝉の声もなく 一人拝んで帰った いつかは骨がここに来るにせよ 心は遠い空のむこう

雨 どこまでもみんな洗い流してくれる この地面が黙って ここから感じ取ったこと日々あらゆるもの 自分の胸の中までみんな ずっと雨だったら ここは過ごしやすいのだろうか

お墓へ行くのは盆の最後と決めている 5時半くらいが もうすっかり静かになっていい カナカナ蝉の声しかしない

夏バテなのか 最近気力が続かなく 帰ってしまいたくなる 盆や正月というものが煩わしい 孤独を突き付けられるせいか ざんざん雨が心地よい

テレビでねぶたをやっている いつかの夏に二人 あのすぐ近くに行って眺めたのだった 不思議に暑さは覚えてなくて あの明るい大きな武将や龍が浮かんでくる…

ようやくウナギにありついた 南のお寿司屋さんでゆったりいただけた 休みはあっという間に過ぎてしまう また 今日と明日を何とか乗りきらないと

テレビで長岡の花火をやっている それが山下清さんの絵そのもの… あの夏 初めて逢って 美術館に連れていってもらったときに その絵のコピーと キーホルダーを買ってきた 今も手元にある あの日のこと 私の大切なたからもの