2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

川の土手を歩いてくるのを見つけて 自分はそんな場所で散髪をされていたせいで動けなくて 後できっと話そうと言ったら うなづいてくれて と思うと夢はまた別のに変わって 今度は青や緑の入り交じった半透明の波の上にいて 大渦がぐるぐる渦巻くなかで揉まれ…

ふと雲の間に 銀色がかった白い丸い月が出ていて 古びた外国のメダルか何かのようで妙にほしくなって しばらく眺めていたら 黄色くなってきた

夜 コオロギが眠たく静かに鳴くようになった チョロチョロ水でも撒くような やっと秋が近い

外に出ると 熱い空気のおびにからまれてるような気がする 熱いおびを伝うように歩いていく

朝早くに 部屋の隅から虫の声がした一匹だけ チ チ チ チ チ と静かに 遠慮がちに 少しは秋めいてきたのだろうか

仕事の後 何となく気が向いたので 今日墓参りに行った いつもなら最後の日の夕方なのに 自分の骨も近いうちここに入るのだろう でも骨は自分ではない いつも眺めてる空の雲に 自分はのる あの舳先のところから 広い夕方の海や地表をみる 飽きたらもうここに …

また休みも終わる この前 道路沿いに白いススキの穂をみつけた 夜の虫の声が 少し湿っぽく感じる 夏の盛りが だんだんに終わる 静かな秋が待ち遠しい

以前もらった手紙を読んでいた キーホルダーと一緒に送ってくれた 読んでいると ことばが消え入りそうに感じる 雪のように

狭い収納を整理する 捨てられないものがたくさんある 自分に残っているのは そうした記憶につながるものだけだから

やっと8月になり そのうち盆が終わるだろう そしたら9月 いつまでも暑いかもしれないけど 秋のはじまり 急に涼しくなったら10月に入っているのだ 今から秋ばかり思っている

祭りの新聞記事を見ていたら 座って踊りをみている後姿が小さく写っていた 前と変わらない髪形 肩のかんじ 自分には間違えようもない 服の色にも何となく覚えがある ただ眼鏡をしているようなのが どうしたかなと思った すごく暑かったけど どうして過ごして…