2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

山がふわっと盛り上がって 黄緑やオレンジ ピンクに杉の濃い緑が入ってにぎやかになってきた いつもそれがいいと思いながら何となく憂鬱になる 明るい暑いところばかりだと どことなく居づらくなるから

昔から 消えられたらどんなにいいかと思っていて それは何かあるたびにそう思って けれどどうにもならないから いつの間にか日々が過ぎてきた そのなかで やりたいことはみんな出来た 到底無理だろうと思ってきたことも 曲がりなりにも叶った もう充分に満ち…

ずっと楽しみにしていた旅が 始まったばかりでキャンセルになりトンボ返り 帰っても 今頃ここでこうしていたろう ああしていたろうと 勝手にあれこれ浮かんでくる お金は規定どおりかかり 力が抜けてしまう こんなことになるということには 何かある 心のど…

この前夜中に目を覚ましてしまったら 携帯が鳴った 3時ちょうどだった 履歴はなくても自分にはわかる 確かに聞こえたもの

道端から萌え出ずるように レンギョウの花が伸びている やや苦味のある黄色 何もないような焦げ茶色の地面の中に いつの間にこんな色ができるのだろう

風にもまれて木がゆれて 花びらはらはら散っていく 木の下にいって眺めると 花びらが鼻にひっかかった 地面におちた花びらは みんな並んで空をみる ああ楽しかったこれでもう帰れるねと だから春の空はだんだん明るい白を帯びるのだ

今朝は雨らしく少し寒い 桜が少しは持つかもしれない 花を見ると いつもどこかで思い出している

毎晩今ぐらいに目が覚める まだ全然寝足りないのに とうとうと風が渡るおとがすると いろんなことが浮かんでくる もう遠くなってしまったものも とても近く感じる

常にもれなくただしくやろうとする結果 それ自体間に合わず出来なくなるとしたら 作業時間は限られている いい加減でいいはずはないが あれもこれも出せといい その道のプロさえわからない知識を求められたら 同じ方向を向いてる人なのか疑いたくなる

まもなく自分にとって まったく間尺に合わないことが起こる わかっていてもそこへ行くしかなくなった 自分は死ぬ想いでそこに行くだろう 息も声も心も殺して もう自分は何もかも終わった もう死んでいるのだと思って そこへ行く しかしそこを通りすぎても そ…

みわさんは静かに正しくしんとしていなさいという そんなふうになれればと思ってみると いかに雑念邪念ばかりわいているかわかる

いつかみわさんのコンサートに連れていってもらったとき 最後にこちらに向けて両手を拡げてくれたら 何か波のようなものがふわっと来て通りすぎていった その感覚は終わってからもしばらく残っていた みわさんのことを教えてくれて 自分にどれだけ力になって…

私はとらを応援している 人柄はまったく好きではない ただ一点 ある国からこの地を守るに必要なのだ うそと力で人の国を明らかに侵略してきている国には 言葉でなく ただ断固とした力しかない 無論人をあてにするのも間違っているが

相手がどのぐらいこちらのことを考えてくれているだろうと 無意識に思っていることがある これなら大丈夫 これはどうだろうと 胸の入り口に船着き場があって いろんな魚が水揚げされるように 誰かがよく響く競り声で値をつけて 札を置く 自分の海にはお魚自…

安全であるはずの暮らしが とんでもないところから揺さぶられたり 急変したり そういうときは まるで鹿やウサギが固く木化して 全神経を集中して敵に備えるように 自分が置かれた状況 なぜこうなったのか どうすればこの窮地から逃げ出せるのか 今から何をす…

怖いこと つらくなるだろうこと みわさんは逃げないで四つに組んで制覇してきたのだという それが重なると自信になると 自分はその場は逃げている しかしどうすればいいのか考える 本当のことは何なのか考えてはいる それは逃げていない 苦しいので逃げられ…

ここらでもうやめて 畑をやったり細々いこうかとも思う その道も確かに見えている しかしまだ すてきれないものがあって もう少しここにいないと それはもっと苦痛を持ってくることになるかもしれない しかし どうにもあきらめるということは できない 自分…

山桜をみる まだ地味な焦げ茶色の木々のなかでほの白く光るような花

せっかく楽しもうと思っていることが苦痛に変わってしまうなんて さすがは自分だとあきれる

自分は気が弱い 臆病だから びりりと指図してくれる人が いるほうがいい やみくもに やるほかないと思うくらいがいい

雨がとうとうと降ると こっちまでのめり込んでいく気がする 春の山に染み込んで緑になって盛り上がってくるのか 雷が光ってドンと調子をつけたら ますます強くばらばらと 桜が散るのは惜しいけど

孤独だけれど 日々自由に土をいじって ある形を作り出している どんな形がいいのかは 自分のなかや土や 山や空のかみさまたちと話して決まる 最近その人のところへいくと気が休まる

もうとうにゴールした知人もいる それは生まれる前から決めてきたのだという 自分はいつなのか 聞きたい もうこれ以上つづくかどうか

みわさんの本を久しぶりにみると 自信がない者は 自分で自分を信頼できないのだから 誰からも信頼されるはずがないと書いている 誰もみな仏の一柱と思うことと

今まで いったいどれぐらい こんなことがあったろう そのたびにつぶされ 胸に穴があき 歩けなく 死んだようになり それでも朝がくると起きないわけにいかない

苦しいときは もう自分は死んだも同然だと思うようにしている そのようにして 自分を捨てないともたない

自分の失敗は 自分でかぶるほかはない しかし今回は避けることもできる しかし避けると別にほころびが出る 呆然と震える気持ちでだまっている

桜のピンクが折り重なって 見ていると少し酔ってくるようだ 三色のお団子持って 花の後ろや枝を登っていくのがみえる

なんだかあれもこれも忙しい そんな中でたまに桜の花が目に入る そうしていつの間にか葉桜になっている 今年はちゃんと観れるかな

花はもうそこまで来ているそうだ 静かに山で見たいと思う