昔から 消えられたらどんなにいいかと思っていて それは何かあるたびにそう思って けれどどうにもならないから いつの間にか日々が過ぎてきた そのなかで やりたいことはみんな出来た 到底無理だろうと思ってきたことも 曲がりなりにも叶った もう充分に満ち足りている いろんな欲に切りはないけど それでももう充分与えてもらったと感じる あとはこのまま消えてしまうのが一番いいのだろう そういう映画があった 幸せな今を無くしたくないからと 少しわかる