あれはちょうど今頃だった あのときの黄色や赤い枯れ葉の色は 私のたからもの 向こうに持って帰る
手さぐり まだわからない ここにいられるかどうか
明け方 冬のような風が吹いている 遠く暗い海が浮かんでくるような 庭木がざわざわ 戸板がきしむ つらい季節 でも自然が与える苦痛にはけがれがない 心を突き刺してきたりしない いくらでも耐えられる
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