2023-01-01から1年間の記事一覧

また休みも終わる この前 道路沿いに白いススキの穂をみつけた 夜の虫の声が 少し湿っぽく感じる 夏の盛りが だんだんに終わる 静かな秋が待ち遠しい

以前もらった手紙を読んでいた キーホルダーと一緒に送ってくれた 読んでいると ことばが消え入りそうに感じる 雪のように

狭い収納を整理する 捨てられないものがたくさんある 自分に残っているのは そうした記憶につながるものだけだから

やっと8月になり そのうち盆が終わるだろう そしたら9月 いつまでも暑いかもしれないけど 秋のはじまり 急に涼しくなったら10月に入っているのだ 今から秋ばかり思っている

祭りの新聞記事を見ていたら 座って踊りをみている後姿が小さく写っていた 前と変わらない髪形 肩のかんじ 自分には間違えようもない 服の色にも何となく覚えがある ただ眼鏡をしているようなのが どうしたかなと思った すごく暑かったけど どうして過ごして…

今年初めてコオロギの声をきいた なんだかまだ不機嫌に短い気がする 秋になるとしみじみゆったり鳴くものだった 秋はまだ遠い

もう何もかも十分だから もう早く店じまいにしたい 早く

夏 向こうで歩いて 日差しがひりひりするほど暑かったのも 今は懐かしい

先生が書いた昔話を久しぶりに読んだ 懐かしい先生の言葉 昔教わったときの先生の歳を 自分はとうに越えてしまったなぁと思う

この世こそ地獄 わかってるはずなのに なぜいつのまにか こんな場所に何かを期待するのか なぜ何十年も起きてたこと 心を殺されたこと 何度も際限なくやられてきたのを忘れて また期待するのか 自分のこころがにくたらしい

何年か前の今頃 日傘をさして ゆっくり歩いているのを見かけた 公園の裏の通りを北のほうへ とてもゆっくりだったので気がついた あのとき仕事の途中だったけれど 話したかったと今は思う 何を話すというわけではない ただ どうして通りすぎてしまったかと思…

この前の夜目が覚めたら 間に合わない仕事が浮かんできて苦しかった 今は何とかなってゆるい下り坂 みわさんはそう言えば 苦しいときは苦しいことと四つに組むと書いていた あいこさんも なぜかそうだった なんて強い人たちだろう 目の前だけでなく 長い目で…

たまにカップ麺を食べて あまりうまくて驚くことがある スープも具材も 店のとは違うけど 独特のうまさがある 昔ながらのどんが一番いい 昔と言ってもいろんな種類があって 進化してきたんだなぁ

いつのまにか7月 またいろんなことが変わってきて不安になる

物置から また藤沢さんの本を出して読む すっかり忘れている話もあって また楽しめるなと思う さみしいとき ひまなとき すぐに手がいってしまう また全部読むのに そう時間はかからなそうだ

一日出かけて戻ると 自分の仕事がしっかり残っていて がっかりする もうやる気にならず明日 気は休まらない 今週はきつい 早く通り越したい

たまに心臓がとくとく走り出して 呼吸がおいていかれるような 変なかんじになる いつか知らないが逝くときは心臓なのだろう ひっそりがいい

暑い日が続いている あっという間に夏になりお盆が過ぎる きっと残暑がきつく長くて 10月にはようやく秋になるだろうか 自分はあと数年でいいと いつも思う

さんさを観たのは仕事で ずいぶん昔だけれど スピードの速さ機敏さにひかれた そこまで来たと思って ふと目を離してまた見るともう目の前を過ぎていく 上品でゆったり見えるのに 闘う人のようにも感じる

もうすぐ夏至になる 早くなってしまわないかと思っている そこを過ぎたらまた 夕暮れが早くなり 夜が長くなっていく しんと静かな夜 自分は結局 明るいまぶしい季節より 秋や冬のほうが好きなのだ

昨日から東北の祭りがやっているという いつか宿から出て祭りに向かうときに なぜだか三、四回 何かを忘れて引き返したことや おらほと書いたTシャツを着たこと 見知らぬ人に写真を撮ってやると言われ断ったことなど 変に細かなことを覚えている 黄色や赤や…

何となく赤信号が続いたり 間がわるいときはある その反対もある 弾みがつくような そういう日かなと思う でも宝くじはいつも同じ 当たらないのだ 草原の一軒家を建てて 日々畑しごとや釣りをしたり 薪割りをして 冬に備えたり 空想は一瞬で消えてしまった

辞めていく人がいる 自由でいいのだ ここしかないと思えば追い詰められてしまうけど そうではない

久しぶりに川のそばの実家にきた 勝手口の前のコンクリートの通路で小さな蟹をみつけた 周りをよくみたら 何匹かすみっこにじっと動かないでいる 子どもの頃は水路に蟹がたくさんいて 取って遊んだけど 堤防工事があった後は ずっと見かけたことがなかった …

パソコンの写真を整理していたら 軽井沢の宿の写真をみつけた 近くで講演を聴いたのだった 針葉樹の林が続くとても静かなところ

お山のなかの静かな草地に 古めかしい塗り壁の家が一軒だけ立ってて 縁側があって 庭には飛び石がいくらか並んで ところどころ 小さな花がのぞいて 庭の周りは大きな針葉樹でしっかり覆って 庭のすみには小さな畑を作って じゃがいもやキャベツやキュウリに…

今日は近くの山の草地で 気晴らしに景色を眺めてた 台風のせいか もくもくした白い雲がたくさん 早いスピードで通り過ぎていった あの高い高い雲の峰の上に乗って行けたら どんなにいいだろう

いつかの台風のとき 帰りにホームを走っていく姿をみたら とても目が離せなくなって 胸のなかの何かに触れるような 前の世の記憶があるとしたら そんなとき現れるのかもと後で思った

台風が近づいている 台風前に出かけて行って 電車がみんな止まって帰れなかったことがあった しかし行かないなんて考えてもみなかった 雨風のなか 無理させてしまったけど

今日は雨で寒かった 久しぶりに熱燗でも飲みたくなる この前暑くてビールがほしくなったのに 最近の天気はわからない